口内炎の症状は、口内炎の原因や、口内炎のできる場所、程度によって異なります。
基本的な症状
基本的な症状は、痛みや出血、腫れ、飲食時にしみる、物が飲み込みにくい、味覚が変わる、口の中が乾燥する、口が動かしづらいなどです。
口内炎が歯の当たる場所にできれば、会話や飲食などで口を動かすたびに痛みますし、のどの近くにできれば、物を飲み込んだりするだけでも、痛みを感じます。舌や唇近くなどにできる場合もあり、しゃべることも億劫になります。
仕事柄、人と会話をする職業についている方なら、口内炎が出来てしまった時の仕事のつらさは、想像に難くありません。
口内炎の種類
口内炎には、いろいろな種類があり、種類によって、症状の現われ方が異なります。最も多くみられるアフタ性口内炎では、円形または、楕円形の潰瘍ができます。潰瘍は中央がややくぼんでおり、表面は白っぽくなりますが、周りは赤くなります。
アレルギー性口内炎やニコチン性口内炎でも、同じような症状が現れます。その他では、カタル性口内炎では、口の中の粘膜が赤く炎症を起こし、熱が出たり、口臭がひどくなることがあります。
ヘルペスなどのウィルス性口内炎では、唇や口の中の粘膜に、水泡ができ、それが破れるとびらんや潰瘍になります。
カンジダ性口内炎は、カビ(真菌)の一種ですが、口の中に白いコケ状の斑点ができ、それがはがれると赤くただれたりします。
口角炎では、唇の端が赤くなり、亀裂やかさぶたができます。
早めの治療や対策を心がける
口内炎の症状は、最初は少ししみたり、赤くなっている程度ですが、本格的な症状がでてくると、本当に辛い状態になります。食事も満足に取ることができず、人と会話するのも億劫となり、普段ではとるに足らない事にまでイライラしてしまったりと、いい事は一つもありません。
日本人は我慢強いところがいい部分でもあり、短所になる部分でもあります。「口内炎くらいで・・・」と思わず、症状がひどい場合は痛みを我慢せず、口内炎の治療に対応している病院で診察をしてもらいましょう。