喉にできる口内炎

口内炎は、口の中の粘膜のいたるところにできますから、喉にできることもあります。

口内炎が喉の奥の方にできたりすると、直接見ることができません。しかし、飲食の際に喉がかなり痛むので、その痛みによって喉の中に口内炎が出来たと感じることができます。また、喉が痛いので病院で見てもらった際に、痛みの原因が口内炎であったということも少なくありません。

この逆もあり、喉が痛むのでこれは口内炎（ヘルペス）が出来たのでは・・・と病院で診察したところ、痛みの原因は扁桃腺であった・・・というパターンもあります。

喉の口内炎も、舌の口内炎と同じくらい辛く、また痛みも激しいといわれています。喉は、口の中に入ってきた物を体内に入れるために必ず使う器官であり、喉に口内炎ができてしまうと食べ物を飲み込むことが困難になります。

さらに、唾液の飲み込みや、ひどい時にはお茶などの飲み物を飲み込むことすら辛い状態になってしまいます。

喉に口内炎ができる原因は、健康不良や胃腸障害、口の中が不衛生など他の口内炎の原因と一緒です。

また、喉は口の中でも奥にあり、誤って噛んだりすることはありませんが、歯ブラシなどを口に入れたときに、誤って喉に傷をつけてしまうことが原因でできることもあるようです。

乳幼児に喉の口内炎ができたときは、「ヘルパンギーナ」という病気であることがあります。ヘルパンギーナは、乳幼児に流行しやすい夏かぜの一種で、喉の奥の方に水ぶくれのような口内炎ができます。

口内炎は、喉の上の方に、左右対称にできるのが特徴で、片方だけにできる場合もあります。突然高熱を出し、喉の口内炎のため、飲んだり食べたりすることを嫌がります。

喉の口内炎は、他の部分にできる口内炎とは違い、自分で、薬を塗ったり、貼ったりすることができないことがあります。口内炎の時は、栄養を摂る必要がありますが、食べ物を摂取することが辛い状態ですので、早めに病院を受診しましょう。

病院によっては、診察した時に、口内炎に薬を塗ってくれたり、内服薬を処方したり、栄養点滴をしてくれることもあります。